日本の福田康夫元首相（７９）が重ねて韓日関係を「離婚できない夫婦の間柄」に例えた。福田元首相は２７日付の読売新聞とのインタビュー記事で、韓日の軍隊慰安婦合意について「決着を見たことは非常に良かった」として「日韓は離婚したくてもできない夫婦のようなものだ。ずっと一緒にいるのだから、いつも仲良い方がいい」と話した。福田は昨年末に東京で開かれたあるフォーラムに参加した際も「日韓関係は離婚できない夫婦のような特殊な関係」として「相手に対する配慮と信頼、忍耐力が必要だ」と述べていた。

福田氏は今回の韓日合意の背景について「産経新聞前ソウル支局長の（韓国裁判所が）無罪判決や、１９６５年の日韓請求権協定をめぐる憲法判断の回避で韓国側が関係改善に向けたボールを投げた」として「それを受け止める感受性が日本側にもあった」と分析した。それと共に「日中韓関係がうまくいかなければ世界の中で日本外交は成り立たないといっても過言ではない」と強調した。

日中関係については「良くなった部分もあるが安心できる状況ではない」として「今後の双方の努力しだい」と説明した。さらに「安倍晋三首相も、中国の習近平国家主席も協調して良い関係を作りたいという気持ちを持っているはずだ」として「まずは互いに信頼醸成の努力をすべきだ」と注文した。